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チラシに使う写真の加工について

いつもご利用いただきありがとうございます╰(*´︶`*)╯
皆さんチラシで使う写真はカラーで撮影していますよね? すごい当然なことを確認しましたが、最近ではスマフォで色々なエフェクトを付けて撮影できるので手の加えた撮影方法を楽しんでいる方もいらっしゃると思います。
「インスタ映え」という言葉が流行語大賞にノミネートされた事や、スマートフォン搭載のカメラがハイスペックになってきたのもあり写真を撮るということが身近になってきてますね!
さらには携帯のアプリで簡単・オシャレに写真を加工できるためスマフォで撮った写真で入稿してくるお客様もいらっしゃいます。
スマフォのカメラ設定に詳しい人ならわかると思いますが、カメラの画素数を低いままで撮影すると印刷に耐えれない画像となりますので、スマフォで写真を撮る予定の場合は搭載カメラの画素数と、最大画素数で撮影する方法を確認・設定してから撮影に挑みましょう!╭(๑•̀ㅂ•)و
でも一番いいのは、きちんとプロの写真屋さんに頼むことですけど! (。-ω-) <あとスマフォのカメラって機種によって画素数違うよ!


前回は、写真の重要性についてお話をしましたが、今回はその写真の形式につて話していくよ!♪

 

知ってた!?画像ファイルは保存すればするほど劣化する!

画像ファイルと一括りしちゃうのはちょっと問題なのですが、概ね顧客から送られてくるのはjpg(jepg)という拡張子のついたファイルで、こいつがいわゆる保存する度に劣化する残念なヤツなんです…。(*´д`) ハァ…
だからといってそれ以外のファイルで送ろうとしないでください。 jpgが一番「写真」に適切なファイル形式なのは疑いようもない事実なのです!!
まれにpngとかbitmap、pdfのファイル形式で写真を添付してくる人もいますがpngとbitmapはディスプレイ用のデータなので100%印刷には不向きです。
通常スマフォやデジカメで写真を撮ったら自動的にjpgになると思うのだけど… 保存する際に拡張子を選べる場合、よくわからずにpngやgifを選択しちゃっているのかなー?とか考えてます。(๑•́ ₃ •̀๑)<わからない時は調べてね♪
サイズが大きくてメールに添付できないなどの理由の場合は、無料のファイル転送サービスなどの利用をお願いします〜。
firestorage宅ファイル便データ便ギガファイル便、など。(登録不要)
※ご使用方法は各サービスのホームページにてご確認ください。(。☌ᴗ☌。) <オネガイシマス♡

後、pdfも保存方法によっては写真に不向きなのでjpgで送ってもらったほうが無難です。
gifは完全に画素が落ちる上にweb用なので問題外です。(*」>д<)」<あうとーーっ!!

 

Word(ワード)で文書を作成して、そのまま画像もWord(ワード)に添付して来る場合もありますが、これも画像の質が悪くなりますのでWordに添付しても別途jpgのファイルを一緒に送ってくださいっ。
Wordへの添付は添付の際に起こる強制的な圧縮や解像度の低下、Wordを編集とともに画像サイズなどを変えることによって起こる劣化、Wordを保存する度にjpgも上書き保存されているので保存毎に起こる劣化…弊社で画像を抜き出して更に保存…
劣化しまくりです。_:(´ཀ`」∠):
というわけで、画像に関しては、
jpg(jpeg)!
変換厳禁!
他ファイルに添付して送るのもアウト!
この3点は頭の片隅にそっと置いといてください♪(´。•ㅅ•。`)

 

サイズが不十分な画像を等倍サイズでチラシへ配置した場合、サイズはこんな感じになります。↓ 

小さいですね…。
各画像の下に、元のピクセル数を載せてるので縦横サイズの参考にどうぞ。

ディスプレイで100%表示したサイズは原寸ではないことに注意です!
画像を等倍で印刷かけてみると、粗い具合が確認できます。
その際、印刷設定で原寸サイズ(もしくはサイズ調整100%)になっているか確認しましょう。
通常、家庭用プリンターの場合「用紙サイズに合わせる」にチェックが入っている事が多いのです。

ディスプレイ表示だとたいして遜色無いように見えます…。 でも印刷してみるとポリゴンっぽくなります。(原寸印刷してみてください) ウェブ上の画像はディスプレイの解像度に依存するので、壊滅的に小さい画像ではない限りきれいに見えがちです。
そうとは知らず、これでいいですと印刷してから「思ってたより粗い!」と、ならないように弊社ではサイズの大きい画像が無いかのお声掛けや、校正画像をメール時に印刷して確認を推奨する文言を記載しております☆( •ॢ◡-ॢ)-♡

粗い画像を使うならカラーを捨てみる!

拡大すると画像が荒くなるのがjpgのいわば仕様。
そもそもなんで粗くなっちゃうの?(・∀・)?という人は「初めてのお客様へ」の「5.必要な写真・画像などを用意する。」を参照。
簡単に説明すると、jpgは小さな小さなドットにて画像が表現されているので、それを引き伸ばすと1つ1つのドットが大きくなるので凸凹感が出てきちゃいます。
なので小さい画像を無理に引き延ばすとどうしてももや〜んとしてしまうのです。(。-ω-)
拡大するとドットとドットの間に隙間ができます。それを作業ソフト(photoshopとか画像を拡大する際に使用するソフト)に組み込まれている画像補填アルゴリズムでその付近にある色を使用して隙間を補填するのです。
が、色が多いとその修正にもムラが生じるため余計にもや〜ん感が顕著に出てしまうのです。
ですので、できるだけ写真屋さんやフォトスタジオで印刷用に撮影したデータを用意するのが最善の方法となります。╭(๑•̀ㅂ•)و
しかしながら時間がもう無い、写真にお金かけたくない、予算的に厳しいetc… 何かしらの理由で適正な解像度の写真がご用意できない場合はもやーんとすることを了承の上で作成しております。
そこで提案したいのは、
その写真、チラシはフルカラーじゃないとダメですか?
今の時代、印刷料金がフルカラーでもモノクロでも大差ないのでいつもはフルカラーをお勧めするのですが、画像の解像度が低くてサイズも小さい場合はフルカラーだと余計に画像の粗さが目立つのでモノクロや単色風にすることも手です!

ここで勘違いしないで欲しいことは、モノクロや単色にしたからといって画像のもやりが激減したり、無くなったりするわけではない、ということです。

 

え?じゃぁ、モノクロや単色にするメリットって何?(。ŏ_ŏ。)
て、話になりますね。
目の錯覚を利用する、です。


まず、上で使用した解像度も低くサイズも小さい画像をチラシ用に拡大して使用した場合のカラーバージョンを見てみまししょう。

低解像度写真を使用したカラーチラシ

若干不鮮明ですが、ディスプレイで見る限りこのくらいのもやもや感なら許容範囲かな?と思ってしまいがちですが、いざ印刷してみるとかなり凸凹です。
印刷時に起こる画像の乱れ
これだとチラシの魅力も半減ですね…( ˘•ω•˘ )
 
単色にしてみました。今回は背景画像と人物画像両方単色にしてますが、人物画像だけ単色にすることも可能です。

低解像度の画像を使用して単色にて作成

カラー同様、印刷時に表れる粗具合は、以下のとおり。
単色にした解像度の低い写真印刷後
それなりに粗いです、粗いですが、カラーの斑点が無い分わずかにキレイに見えませんか?
カラーのままだと肌の色や白っぽい部分に色を埋めようとした時にカラーの斑点やノイズが発生しますが、単色やモノクロの場合、濃淡で表示されるのでややスムースになります。
エッジや周囲のギザギザ感におおきな変化はみられないですが全体的に粗さが軽減した感じがします。
多分これは、見ている人にもよると思うのですが近似色の写真のほうが脳内で修正しやすいからなのかなーと思います。

 

ですので、モノクロや単色にすると「気持ち」粗いのが隠せるという感じでしょうか。

まとめ!

 

小さい画像、解像度の写真だと印刷時に粗くなる原因と少しだけやわらげる方法の話でした。
画像が不十分なサイズの時は作成前に他に大きい画像がないか確認しますが、画面でしか画像を見ていない場合に「とく問題ない」「十分きれいに見えてる」「ほかに画像がない」というお返事が多く、実際そのまま使用し印刷してご確認をお願いすると「もっとどうにかならないか?」「プロなんだからぼけてるの直して」「最近の技術で何とかならないの?」と厳しいお言葉を頂きますが、もともと小さいサイズの解像度の写真は大きくすれば粗くなるし、残念ですがそれをどうにかするのは無理です。
最新技術(Adobe本社がまだ発表してないような?)や世界レベルでCG技術の腕があるような人に頼めば100%できないってことはないでしょうが…
「本機印刷でならもう少しきれいに出ますか?」という質問に関しても、最終的には見た人が粗いと感じるか否か、なので弊社で大丈夫、といってもチラシを見た人が粗いな~と感じたらそれまでです。最終判断はご依頼者様が「OK」かどうかです。
結局一番いいのは、「十分なサイズ・解像度の画像を用意する」に限るということですね♪(。☌ᴗ☌。)

以上、チラシに使う写真の加工についてでした!