1.メールは必ずチェックする！

「え？当たり前じゃない？」と感じる方もいるかもしれませんが、割と多いのが入稿後に内容確認のメールをしても返信がなかなかないケース…。
原稿作成に燃え尽きたのか、入稿したらあとはお任せ！と音信不通に…。携帯電話番号や携帯用のメールがあればそちらに連絡する事もできるのですが、パソコンメールのみの場合は仕事をしてらっしゃる方は日中連絡が取れません。作業が先に進めなくなるためメールは必ず確認するように心がけておきましょう！

パソコンのメールアドレスを校正のやり取りに使用される方はメールが来たらわかるように、携帯電話と同期させておくと便利です♪最近では携帯電話で受信できる画像サイズも大きくなってきていますので、校正画像を携帯のメールへ送ることも可能です。その場合、携帯電話のメール受信設定を「パソコンから送信されたメールを受信する」にするか「受信リストの設定」などで弊社からのメールを受信できるように設定してください。メールの受信設定はお使いの携帯の機種によって異なるので各メーカーにお尋ねください。

2.画像を印刷して確認する！

原稿が全て入稿されてから、チラシ、チケット、招待状、折り系プログラムなら約2〜3日、中綴じプログラムは約3〜4日ほどで初校の画像をメール添付にて送ります。
ここでまず注意して頂きたいのは、パソコンや携帯のディスプレイ（画面）で見るのと印刷物の色の出力方式は異なるということです。

ディスプレイなどに使われるのは光の三原色（赤・緑・青）ですが、印刷に使われるのは色料の三原色（シアン・マゼンタ・イエロー）です。 光の三原色は色が重なりあうごとに明るくなっていきますが、色料の三原色は逆に暗くなっていきます。

印刷は色料の三原色に黒を加えた4色＜シアン（C）・マゼンタ（M）・イエロー（Y）・ブラック（K←Bじゃないよ）＞にて表現されます。インクが重なれば重なるほど色が濃くなっていくので、光の三原色より色が沈んで見えます。

「ディスプレイで見えているように、印刷されるよう調整できないの？？」と疑問に思うかもしれませんが、元となる色の出力方式やデータ上の指定方法が違うので近づけることはできても、同じ色合いにはなりません。
また、お使いのディスプレイの色調設定などの環境に表示色は依存するので、弊社のパソコンとお客様のパソコンで見ている色味も異なります。

上記の理由により、手間にはなりますが確認時には印刷することを推奨しております。印刷でしたらディスプレイの色調設定に依存することなく、ファイルに組み込まれた色設定の値で出力されますのでより実際の色に近い状態で確認ができます♪
最近の家庭用プリンターは高性能なのが増えてきていますが、細かい色指定や透明度の微妙な違いなどはやはり対応していない機種のほうが多いようです。
上記のようなデザインを含む場合や、ご自宅にプリンターをお持ちでない場合はコンビニなどでも簡単に印刷できますのでお試しください♪ 詳しくはグーグルなどで「コンビニ　データ印刷」などで検索すると方法や対応しているコンビニを探すことができます。

※ 印刷での確認を怠り、ディスプレイと色合いが違うとの理由での再印刷は弊社では負担いたしかねます。ご了承ください。

3.元原稿と照らし合わせよう！

デザインやレイアウトは視覚的なので何か気になるところがあればおのずと違和感を覚えて気づくものですが、文章に関しては意外と見過ごしがち！
必ず手元に残してある元原稿と照らし合わせてご確認ください。また、自分で書いた文章は「こう書いてある」と無意識に思い込んでいるので、間違いに気づけないものです。そういう時は、知人に見てもらったり、音読してみると誤字脱字を減らせますよ♪
元原稿と校正を照らし合わせることで不自然な文法や、書き間違いに気づくこともあります。

4.変更・修正を伝えよう！

一通り確認が済んだら、変更や修正が生じる場所をメールにてご連絡ください。
文字修正の場合は、元原稿に書き足して再添付でもOK！その際、修正箇所がわかるように文字の色を変更してください。下記に特に注意すべき点をいくつか記しますので参考にどうぞ♪

弊社でも作成時に目を通して確認はしますが、共通名称の表示はどちらに合わせるのか、日付と曜日はどちらが正しいのか、お客様の判断が必要です。プロフィールやあいさつ文、プログラムの曲目解説など複数人が関わる場合、共通名称の相違、語尾の統一は特に注意が必要です。
そのため校正は時間に余裕を持って行うことをお勧めします。印刷前であれば、いくら修正しても無料ですので納得がいくまでご確認頂けます！

5.イメージを1つにまとめよう！

個人のリサイタルの場合は基本的に本人がイメージしたものをお伝えいただけるので、あまり起こりえないことですが団体の場合は担当者とその他の方々の意見がバラバラになってしまうケースも少なくはありません。

校正の度に新しいデザインを要求される方もいますが、修正無料とデザイン案無料は別ですのでご注意ください。

可能な限りの低料金を実現するため、団体様は以下のことを念頭にご依頼していただけましたら幸いです。

提示されたデザインが万が一、希望とそぐわない場合は再デザインしますが、当初希望されたイメージからかけ離れていたりみんなの意見を聞いた結果、変更したいというのは原則避けてください。
団体様の場合はできたものをみんなに見せて意見を募るのではなく、自身の意見を他の皆さんとシェアしてある程度ふるいにかけてから、弊社に作製をご依頼ください。
また、複数人の意見案を全部作成して欲しいというのはお断りしております。どの案を採用するかを決めてから校正・修正をご依頼ください。

人が多ければ意見がまとまりづらいものですので、じっくり考えをまとめられるよう早めに準備にとりかかることをお勧めします！

6.納品までの日数を把握しておこう！

希望する納品日がある場合は、希望する納品日をお伝え頂ければ入稿期日、校了日を事前にお知らせします。

校了後に「○日に欲しい」と言われても対応はいたしかねます！
弊社で提示している料金は原則「印刷〜納品」までを1週間（離島は＋1日）いただいた上で成り立っております。
校了後に1週間未満内の日にちを指定された場合は納期を遅らせていただくか、特急印刷料金の追加になります。
特急料金は非常に割高になりますので、そうならないように事前に納品日までのスケジュールを把握しておきましょう！

チラシなどの印刷はみなさんが想像している印刷とは異なるんです！

「印刷」と聞くと自宅のプリンターやコンビニにあるコピー機みたいにデータを飛ばせば「シュパーン、シュパーン」と印刷されると一般の方々はイメージされているのか、「なんでそんなに時間が掛かるの？」と聞かれることもあります。でも、1枚10円、20円のコンビニのコピー機と同じようなものなら売り物になりませんよね？

＼ 印刷には専用の機械と専門のスタッフたちが対応しております。／

モノも人も動いているんです、時間も料金も発生します。
弊社はオフセット印刷と呼ばれる、CMYKを基板とした4枚の版を使用する印刷方法を使用しております。
この印刷技術はご家庭やコンビニにあるプリンターとは違い、簡単に言えばきれいに鮮明に印刷されます。
インクジェットやトナーのコピー機などと違って指定サイズの紙に印刷するのではなく大きめの紙に印刷し、その後周囲を断裁する加工が入ります。
印刷の流れとしては、「データ入稿」→「データを元に版を作成」→「印刷」→「乾燥」→「断裁」→「パッキング」→「出荷・配送」→「納品」という段階を踏みます。
そのため、印刷から納品までを1週間と定めています。

現在はオンデマンドなど別の印刷方法もございますが、印刷の質と量を考慮するとオフセット印刷のほうがきれいな上に枚数を刷る場合は格段にお得なのです。

7.校了の連絡は忘れずに！

修正を確認して、デザイン・レイアウト、内容にも問題なければ印刷に入ります。
校了とは「修正するところはありません、印刷に入ってください」ということです。その返事をいただいてから印刷に入るので校正・再校を受け取った後は必ずご一報ください！

校了日当日まで校正をしている場合は校正画像をチェックできる環境や弊社に校了を伝えれる手段を整えておいてください。

連絡がないと印刷に入れないので、その分納期が延びてしまうので注意です！校了の受付は平日17時〜17時半までとなっております。（商品によって異なる）
土日祝日の非営業日に連絡を頂いた場合は、翌営業日から1週間後納品となります。（離島および一部地域は+1日）

8.校了連絡時に再確認してね！

校了の連絡をもらって、印刷に入りだすとその後の修正はできません。
そのため、以下のことを必ず確認しておきましょう！

校了の連絡をし終わったら、後は商品が届くのを待つだけ♪
1週間後、手元に商品が届きます！ ※離島は＋1日、ほか天候により遅れることもございます。